音楽は誰のもの? JASRACの潜入調査には呆れてしまう!ここは金の亡者か!?

principle

このサブブログでは、オレが呆れ果てたニュースについて所感を書く事が多いんだけど、またまた呆れ果てたニュースが有った。
近頃は呆れるニュースの方が多いぐらいだし、ちょっとやそっとの事じゃ驚かないんだけど、今回のニュースには心底驚かされたな。
どんなニュースかというと、これ・・・。

どういうニュースなのかと言うと、音楽教室のレッスンで行われる講師や生徒の演奏が「著作権使用料を徴収できる」、つまり「公衆に聞かせる目的の演奏」かどうかを争ってる裁判が行われているんだけど、その裁判の証人尋問で被告側の証人として約2年間ヤマハ銀座店でバイオリンのレッスンを受けていたJASRACの職員が証人として法廷に立ったってものだ。

何が問題って、この職員、レッスンの受講中は身分を「主婦」と称してJASRACの職員である事を明かしていなかった、って事だ。
これについては朝日新聞ウェブ版に詳しく書かれてるけど、見出しの文字には、

JASRAC、音楽教室の「潜入」2年
主婦を名乗り

って文字が躍ってる。
要は・・・
音楽教室での演奏から著作権料を徴収しようとしている日本音楽著作権協会(JASRAC)が、職員を約2年間にわたって「生徒」として教室に通わせ、潜入調査していた、って事。

いやぁ、このニュースにはホントに呆れたぞ。
って事で、今回はこのニュースについて思うところを少しだけ書いてみようか。



まず、呆れたのがこの女性職員だ。
率直な感想だけど・・・

どんな神経してんだよ!?

2年間もレッスンに通えば講師や他の受講生と多少なりとも繋がりはできるだろうに、JASRACの職員である事を隠してるなんて、性格がひん曲がってるとしか思えない。
ましてや裁判に証人として出廷するとか・・・

恥知らずにもほどがある!

記事によると、

主婦と記入したのは「実際に私は主婦であるから。JASRACの職員と書くと受講を断られてしまうかもしれないと思った」ためだという。上司から指示はなく、自分の判断でそう記入したとも明かした。身分を偽ったという認識は「全くない。調査のための正当な業務だと思っている」と話した。

って書かれてるけど、この職員の証言でブッたまげたのはこの部分だ。

身分を偽ったという認識は「全くない。調査のための正当な業務だと思っている」と話した。

調査のための正当な業務!?

身分を明かさず2年間もレッスンを受けるのが「正当な業務」なのかどうか知らんが、少なくとも倫理的には「?」な行為だと思ってる。

オレがこの職員のことを卑怯な人間だと思うのは、教室には身分を「主婦」として記入しておきながら、裁判にはJASRACの職員として出廷してる事。
もちろんJASRACの職員だからといって、音楽のレッスンを受けられない事はあってはならないし、誰でもレッスンを受ける権利はある。
それなら「主婦」と記入した通り、「主婦」として法廷に立つべきで、証人として出廷する時にはJASRACの職員として出廷・証言するってのは・・・

自分に都合のよい屁理屈!

こういう事をする人間って、どんな神経してるんだろう。

 

 

しかし、JASRACってのも、いろいろ騒がせてくれるけど、オレの感覚だと、ここは・・・

金の亡者!

以前は、カラオケ教室からも音楽使用料を徴収するってニュースが騒がれたけど、この団体って何なんだろうな・・・。
オレだって、もちろん著作権の重要さは認めてるけど、この団体のやり様はもはや異常。
アーティストと言うのかクリエイターと言うのか知らないけど、その著作権を守るのは大切な事だ。
だけど、音楽を学ぼうとする人たちからも金を取る事には反対だ。
だって、そうなるだろ・・・仮にこの裁判でヤマハ側が負けて使用料を支払うハメになったら、それは受講生のレッスン代に跳ね返ってくるわけだ。
そうなると、長い目で見た場合、音楽業界のすそ野を狭くする事に繋がるんじゃないのか。
百歩譲ってカラオケボックスから徴収するのは良いとしても、「これから音楽を学ぼうとしてる人」にも負担を強いるのは反対だ。

そもそもアーティストたちは、JASRACのこうした姿勢をどう思ってるんだろう。
自分の楽曲が音楽教室のレッスンで使われるなんて、オレなら誇らしい事だと思って、どんどん使って欲しいとさえ思うけど・・・。
それとも、たとえ音楽教室やカラオケ教室でも、自分の曲を使うなら金を払え、とでも思ってるんだろうか。

 

音楽、それはもちろん、それを作詞・作曲・編曲した人のものだし、著作権は大いに保護されるべきだと思うけど、だからと言って・・・

JASRACのものでもないだろ!ww

広く受け入れられてる音楽、それは・・・その音楽を聴いて心が癒されたり、励まされたり、自分も同じように演奏してみたい、そう思う人たちのものでもある。
その楽曲を創ったアーティストのものでもあるし、その楽曲を愛する人たちのものでもあるだろ。

JASRACのものじゃない!

ましてや「潜入調査」だと?
呆れるニュースとは、この事だ・・・。