【東京オリンピック】競技開始時間を見て思った。誰のためのオリンピックなのか?
最近は東京オリンピックのニュースが騒がしいな。
本来の競技に関して盛り上がるなら良いんだけど、近頃、ニュースを騒がせてるのは、こういう問題。
東京にオリンピックを招致するにあたってのJOCの贈収賄疑惑だ。
次のオリンピック開催地が東京に決まった時も、一部で疑惑が囁かれたけど、東京オリンピックの開催まで1年半の今、また大きく報道され始めたな。
フランス当局がJOCの竹田会長を起訴するとかしないとか・・・。
日本でオリンピックを開催することには大いに賛成してるけど、じゃぁ、金を積み上げてまで開催する意義は有るのか?って少々疑問にも思ってる。
そりゃ、昔のオリンピックは国威発揚の意味もあったけど、今の日本が「経済的に」大国なのは誰が見ても明らかだし、招致するためだけにわざわざ金を遣うってのは疑問に思ってる。
そこまでして開催して・・・
誰か得するのか?
まぁ、オリンピックを開く事で、「潤う」人が居る事はたしかだろうけど、なんか選手からの視点が欠けてるような気がする。
って事で、今回は東京オリンピックに関して、ちょっと思った事を書いてみようか。
今朝の新聞だけど、こういう記事が掲載されてた。
東京オリンピックのマラソンの開始時間についての記事だけどね。
五輪マラソン 6時号砲
暑さ対策 IOCと合意
って見出しが書かれてる。
記事を読んでみると、2020年東京五輪の男女マラソンは、当初の計画から1時間半繰り上げて、午前6時スタートとなる事が決まったそうで、これに合わせて男子50km競歩も2時間早めて午前5時半のスタートになるそうだ。
もちろん「暑さ対策の一環で選手や観客に配慮した」って事なんだろうけど・・・
この開始時間が選手に配慮した形なのか?
観客はともかく、主役である選手に配慮してるとは思えない時間だな。
午前6時とかって、常識外れもいいとこ・・・。
選手だってその日のその時間に体調をピークに合わせるのに苦労するだろ。
そもそも、選手や観客に配慮する、ってのなら・・・
真夏に開催するな!
ってのがオレの感覚だ。
1964年の東京オリンピックは10月10日が開会式だぞ。それ故に10月10日は「体育の日」として祝日になってた(2000年からはハッピーマンデー制度により10月の第二月曜日に移行)。
ホントに選手や観客の事を思うなら、真夏のクソ暑い時期に開催するんじゃなくて、時期をズラせば良いと思ってる。
で、何で日本のクソ暑い時期に開催するかというと、多額のテレビ放映権料を支払うアメリカのテレビ局に配慮したため、って話がまことしやかに囁かれてる。
この時期、アメリカでは視聴率の取れるスポーツのビッグイベントが無いから・・・。
これじゃ、誰のためのオリンピックか甚だ疑問だろ。
今朝の紙面に書かれてるけど、ちょっと引用してみようか。
巨額の放映権料を払う米テレビ局が米国のゴールデンタイムとなる日本時間午前1時に一部トラック種目の決勝実施を求め、調整が続いている。
一部トラック種目ってのは、人気の100mやリレーなんだろうけど、決勝が午前1時って・・・
夜中じゃないか!
こんな事がまかり通るなら、それこそ誰のためのオリンピックなのか疑問でしかない。
主役は選手であるべきだろ。
それに次いで、選手を応援する観客だ。
間違っても電通やら一部の広告代理店のものでもないし、オリンピックを招致して儲ける一部の企業のものでもない。
もちろん、視聴率を取りたいテレビ局のものでもないはず。
東京でオリンピックが開催される事は、オレだって大いに賛成してるし喜ばしいと思ってるけど、主役は選手って目線が欠けてるように思えてならないぞ。
オリンピックは・・・
選手が主役だ!
一部の企業のものじゃない。
日本で開催されるオリンピック、正々堂々と日本の時間に合わせて競技させてやって欲しい。
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